kindaitsushinshisho

近大通信司書

図書館情報資源特論18

  情報とは何か、その特性と保護について簡潔に述べてください。

 

(1)情報の特性

 情報とは、有機体とは異なり、一度生産されるとその後は限りなく無コストで利用者を増やすことができるという特性をもつため、容易にフリーライドが行われてしまう。

 そこで、情報取得・生産のためのコストの回収や次期投資資金の確保の要請から、有機体と同様に商品として何らかの利用対価を得るために、権利としての情報の独占権・コントロールの権利を確立させる必要が生じる。

 

(2)情報の保護

 今日の法制度においては、情報は財産権、人格権として保護される。具体的には以下のようなものがある。

1)排他的権利の設定

特許・著作権等の知的所有権法等である。

2)不法行為法による保護

 明文はなくとも、入手方法・利用方法によっては違法性が認められる。

3)差止めによる保護

 不正競争防止法等による間接的な保護である。

4)契約上の保護

 情報に関する紛争の未然防止策である。

5)プライバシーの保護

 自己の情報一般に対する他人のコントロールを違法とするものである。

6)刑事法的保護

 情報の化体された媒体についての業務上横領罪等である。