図書館情報資源概論04
国立国会図書館の電子図書館事業のうち、「近代デジタルライブラリー」について説明してください。
近代デジタルライブラリーは、国立国会図書館が所蔵する明治期以降に刊行された図書・雑誌のデジタル化資料をインターネットで閲覧できるサービスである。
遠隔サービスにより利用者の利便性を向上させると共に、原資料をより良い状態で保存することを目的とする。
現在、収録されている主な資料は約30万冊以上をかぞえる。その多くは前身である帝国図書館の蔵書であり、近代という時代を検証する重要なものである。
内訳は、①著作権保護期間の満了したもの、②著作権者の許諾を得たもの、③著作権保護期間であるが文化庁長官の裁定を受けたもの、である。
児童図書や雑誌の追加、さらに「国立国会図書館デジタル化資料」との統合など、資料の追加は段階的に進められており、内容の充実が積極的に図られている。