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近大通信司書

図書館情報資源概論06

国立国会図書館が提供するインターネット資料収集保存事業とはどんなサービスか。この事業で収集対象としているサイトや電子資料を6つ以上示して説明してください。

 

 インターネット資料収集保存事業とは、更新や削除が頻繁に行われるウェブサイト上の情報を、それらが消えてしまう前にウェブサイトを集めて保存するものである。

 これまで紙を媒体として残されてきた情報が大量かつ急速にウェブサイトなどの電子情報に置きかわっている現在において、大切な文化資産(歴史資料)を未来に残していくという意義をもった事業である。 

 この事業で収集対象としているものとして、次のようなものがある。

①国の機関(立法・行政・司法各機関)のウェブサイト

②自治体(都道府県・政令指定都市・その他の市町村・合併により消滅した市町村)のウェブサイト

③法人・機構(独立行政法人特殊法人等)のウェブサイト

④大学のウェブサイト

⑤イベント(映画祭、音楽祭、芸術祭、スポーツ大会、国際会議、国際交流など)のウェブサイト

⑥電子雑誌(無料で公開されるもの)

 平成22年の法改正によって、公的機関の資料については発信者・著作権者の許諾を得ずに収集されることが法的に認められた。それ以外については許諾を得たうえで選択的に収集等が行われている。