図書館情報資源特論12
図書資料における灰色文献とは何か、説明してください。
灰色文献とは、少部数で配布先が限定されている、また所在確認や入手がきわめて困難な文献のことである。
市販され誰でも入手可能な資料を「白」とし、特定者以外は非公開とする政治上・軍事上の機密文書を「黒」とすれば、「灰色」はその中間に位置するという意味あいになる。
灰色文献には、次のようなものがある。
国家機関が立法・行政・広報のために作成・発行する資料である。
②地方自治体の作成した資料
国家機関が立法・行政・広報のために作成・発行する資料である。
③テクニカルレポートや市場調査報告等
民間のシンクタンク・調査機関が作成・発行するものである。
④学位論文
資料的価値は高いが、流通を目的としていない。
⑤会議録
学会等の会議で発表された論文・ディスカッションの記録であり、参加者のみに配布される。
近年、灰色文献はインターネットの普及によりウェブサイト上に掲載されるようになり、アクセスが容易になってきた。しかしウェブ上の情報は更新・削除等が頻繁に行われるため、また論文等は速報性が重視されるため、図書館にとっては、このような情報をいかにして収集・保存していくかが課題である。